一般的

食物繊維と乳酸菌の詳細

なぜ乳酸菌が便秘に良いといわれるかというと、腸内でブドウ糖や乳糖を分解してたくさんの乳酸を賛成してくれるからです。
またビフィズス菌は乳酸のほかに酢酸も生成します。
乳酸や酢酸は腸の蠕動運動の働きを活発にしてくれるので、便を排出する力が大きくなる、つまり、便秘に効果的というわけです。
そのほか、便の水分調節を行うのも乳酸菌ですから、便を柔らかく出しやすくしてくれるという効果も持っています。

この乳酸菌のエサとしてオリゴ糖が有名ですが、オリゴ糖のほかにも実は食物繊維がエサとなるのです。
食物繊維は便のかさを増やすためにも必要不可欠なものですが、乳酸菌のエサとなり、良質な乳酸菌が増殖するためにも必要なものなのです。

通常、食べ物は消化液で分解されて腸内に向かいます。
でも、食物繊維というのは消化液で全部消化できず、腸内に送られます。
食物繊維を多く摂取している人は腸内に食物繊維が多数存在しているのでイコール、乳酸菌も多い状態です。
食物繊維という豊富なエサをどんどん食べて増殖していけるので、腸内環境はとてもいい状態が保たれます

乳酸菌は腸内に滞在し、その効果を発揮するまで時間がかかります。
1週間食べて便秘が解消されたからと言って即やめてしまえば、また便秘生活に逆戻りです。
食物繊維と共に継続的に摂取して常に腸内環境がいい状態を作っておきましょう。